252: 名無しさん@おーぷん 2016/09/21(水)05:58:55 ID:uK9
かいつまんで言うと全くの誤解で半殺しにされかけた事がある。

大学入学を機に引っ越してから数日経ったマンションでネットやってた時に、
夜中にカチャカチャ音が鳴るから何だろうと思ったら、誰かが郵便投入口の金具に指突っ込んでやがった。
「オイ、何してンだ!」って叫んだらカチャカチャ音はやんだ。
「ドロボーか何かか?」とか思いながら明日大家と警察に一応相談に行こうと思って、
翌朝家を出ようとした時にいきなり頭を何かで殴られた。

ずっこけて激痛に悶絶しながらも上を見上げると、手に組み立て式アルミ棚の足みたいなの持った長い髪の女が、
髪を振り乱して「よくも私の○○を奪ったな!○○はどこにいる!出せ!!」とか訳の分かんない事喚いてやがる。
そのままその棒?を振り回して再度殴りかかって来たので、とっさに足でその女の腹押したらそいつが後ろに転倒したので、
フラフラになりつつ両隣のドアをドンドン叩きまくって大声で「助けてくれー!」って叫んで助け呼んだ。
超運良く隣のおじさんが家に居てくれて、頭押さえて「助けて」って言ってる俺を見て大慌てで家に匿ってくれた。
俺を襲った女は「開けろ!そいつを出せ!」ってドカドカドアを叩いてきた。
おじさんはドア越しにその女に話しかけて気を引きつつ、冷静に警察を呼んで「もう大丈夫だ、安心して」と言ってくれた。
失礼な話だが、太り気味でランニングシャツ姿の中年おじさんをこれほど心強いと思う日が来るなんて思わなかった。
それから5分くらいしてパトカーで駆けつけてくれたオマワリさんにその女はあっさりとっ掴まった。
警察署から自転車ですぐの距離にあるマンションでホントに良かったと思う。
そんで、俺はおじさんが呼んでくれた救急車で病院に行った。右の眉のすぐ脇っちょの肉が削げて思いっきり流血してた。
あとちょっとずれてたら失明してたかもしれない、って医者に言われて心底ぞっとしたわ。

結局俺を襲撃してきた女はレズカップル(!)の片割れで、姿を消した自分の恋人(それが○○だったらしい)の住んでたマンションに
男が出入りしているのが見えたから、「コイツが自分の恋人を寝取った!」と勘違いしたらしい。
「アイツは私達の仲を引き裂いた悪魔だ!」とか「ホントは○○をどこかにやったに違いない!あいつも尋問しろ!」
みたいな感じで支離滅裂な事ばかり喚き散らしてたらしく、俺への謝罪は一切なかった、っつーかコッチが謝罪するのべきと確信してたっぽい。
詳しくは言えんけどそいつは精神科の通院歴もあったらしいので随分揉めたが、
俺の負ったケガが一歩間違えば重篤な障害になりかねないものだった事と、
その女が全く反省する態度を見せなかったのでキッチリ塀の中にブチ込んでもらった。

退院した時におじさんに礼を言いに行ったが「畏まった礼なんていいから黒生2~3本おごってくれ」ってガッハッハと笑ってた。
焼肉屋の食べ放題に誘ったら大喜びしてくれたわ。
その後大家の計らいで家賃もほとんど変わらない別の(襲撃された場所よりかなり遠い)マンションに引っ越させてもらった。

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261: 名無しさん@おーぷん 2016/10/02(日)00:39:07 ID:1TE
俺の最大の修羅場は、元彼女の死亡とそのせいで元彼女の婚約者に訴えられかけたこと

俺と元彼女は、地元の高校での同級生だった
俺の地元はけっこうな田舎で、みんな必ず東京の大学に行くんだって口々に言っていた
そんなことを言いながら、たいていの奴は地元から離れず、電車で行ける地方大学行くんだけどね
でも、多少頭も良くて、父親が公務員していたので金銭的にも恵まれていた俺は東京へ出ることにした
残念なことに元彼女は地元に残るので遠距離恋愛となったんだけど、ありがちなことにしだいに疎遠になってしまった
結局、3年で遠距離恋愛はおわり。正月に帰省した時、友達にもどろうって言い合って恋人関係は円満解消

それからさらに6年経って、俺は大学を出ても地元に戻らず、社会人として東京で働いていた
彼女もできず、ヒイヒイ言いながら仕事をして、狭くてさびしいマンションの部屋に戻る毎日
そんな金曜日の夜に、今週も頑張った自分にビールとスルメで個人慰労会していた時、スマホに着信があったんだ
誰かと思ったら、元彼女からだった。電話を受けると、間違いなくなつかしい元彼女だった
「ひさひさ、あたし元彼女。突然、ごめんね。元気してたー?」
確か、そんな感じの軽くて明るい口調だったのを覚えている。
俺も懐かしくて、「最近どうよ?」とお互いの近況を報告したり、昔話で盛り上がった。
でも、元彼女は途中で何度も、うっとかなんか苦しそうにしたり、苦しそうな息遣いをするんだ
酔ってた俺は元彼女が彼氏を作ったのを聞いていたので、「なんだ? 新しい彼氏とHしながら電話かー?」なんて言った
元彼女は「風邪だよー。ちょっと今、体調が悪いんだ。んで、さびしくなったのさ」なんて軽く返した
その後もしばらく話てから元彼女が「眠くなったから切るねー」と言って、電話が切れた。
この時俺は元彼女の気まぐれだろうぐらいに思っていた。

その次の週の半ばに、電話があったことすら忘れていた俺のところへ母親から電話がきた。
元彼女が山の中で車で事故って死んだんでしまって、いついつ告別式があるって連絡だった。
驚いて俺は会社から有給をもらって告別式に行った
そこでいろいろ話を聞いた
元彼女は山の中でスリップだか運転操作ミスだかで単独事故だった。
事故った元彼女は自分で警察やら救急車に電話した後、なぜか救急車を待っている間に俺へ電話したそうだ
なぜ元彼女が家族や彼氏ではなく俺へ電話したのかは不明。
別れたけど俺に未練があったのか、それとも家族や彼氏に心配かけたくないけど話し相手が欲しくて俺を選んだのか
電話の内容も本当にただの雑談だったし、元彼女が何を想って俺に電話したのかいろいろ想像がつくけど、本当のところはわからない
付き合ってた時もいろいろ抜けていたところがあって「あたしって天然だねー」が口癖だったし、よくわからん奴だったしね

そういうわけのわからないところも魅力だと思っていたんだが、そのおかげで告別式中に、俺を浮気相手だったと思い込んだ元彼女の彼氏に殴られるという修羅場になったのだけは勘弁してほしかった